入館料は無料なので、いつでも気軽に立ち寄れるでしょう。10:00~、11:50~、13:40~、15:30~の案内になっており、ガイドによる詳しい説明を聞くことができます。家族連れからカップルに限らず、1人でも楽しめるでしょう。
虫歯は、虫歯菌が生産する酸が歯を溶かす病気ですが、酸性の飲食物を口にすることで同じ現象が起こるのです。
酸性の程度は、pH値で示されます。pH7が中性で、数値が低ければ低いほどに強い酸性ということになります。エナメル質は、pH5.5で溶け出すため、pH5.5以下の飲食物を摂ると酸蝕歯のリスクが高まるのです。pH5.5を下回る飲食物は次のとおりです。
(1)リンゴ・・・pH3.9~4.5
(2)レモン・・・pH3.3~4.0
(3)黒酢・・・pH3.3~4.0
(4)ビール・・・pH3.8~4.1
(5)ワイン・・・pH2.8~3.6
日常的にワインやビールを飲んでいる方は、それだけ酸蝕歯のリスクが高まります。また、酸性度が高くないと思われがちなソフトバンクには、酸蝕歯のリスクを高めるクエン酸が含まれている場合があります。
その他、マヨネーズやドレッシングなどの調味料、スポーツドリンク、梅干しや酢漬け、顆粒状のサプリメントなどが酸蝕歯のリスクを高めます。普段から酸性の強い飲食物を口にしている方は、酸蝕歯を防ぐために食習慣を見直しましょう。
酸性の強い飲食物をできるだけ避けることが大切ですが、全く口にしないことは難しいでしょう。酸性の強い飲食物を口にした後は、できるだけ早く水やお茶で口の中を洗い流すなど対処することが大切です。また、だらだら食べや間食も酸蝕歯のリスクを高めます。
溶けた歯を修復する再石灰化は、唾液が持つ作用です。就寝中は唾液の分泌が減るため、再石灰化が起こりにくくなります。就寝前に酸性の強い飲食物を口にすると、寝ている間に酸蝕歯が悪化してしまうのです。
酸性の強い飲食物を口にすると、歯のエナメル質が柔らかくなります。その状態で歯磨きをすると、エナメル質を削ってしまい、酸蝕歯のリスクを高めてしまうのです。食後30分を目安に優しく歯磨きをすることをおすすめします。
唾液の分泌を促すことで再石灰化が起こり、酸蝕歯の予防に繋がります。ガムを噛んで、唾液の分泌を促しましょう。ただし、糖分が含まれているガムは虫歯のリスクを高めるため、フッ素やリカルデントなどが含まれた歯科用のガムを噛みましょう。
また、アルコールは利尿作用によって身体の水分を減らし、唾液の分泌を妨げてしまいます。できるだけアルコール類は避けるようにしましょう。唾液が少なくなると、酸蝕歯だけではなく、虫歯や歯周病のリスクも高まります。